犬のこうもんのうえんの応急処置は?初期症状は何?犬は破裂することもあるのか調査!

犬が不慣れな行動を見せる時、それは彼らが何らかの不快感や痛みを感じているサインかもしれません。

特に、肛門周辺を気にしている場合、これは肛門嚢炎(こうもんのうえん)と言われる、一般に知られる犬の肛門腺の問題を示している可能性があります。

犬の肛門嚢炎は、肛門腺が詰まり炎症を起こす状態であり、犬にとって非常に不快で、時には痛みを伴うことがあります。

適切な対処を怠ると、感染や肛門腺の破裂など、より深刻な健康問題につながる可能性があるため、この問題は無視できません。

飼い主さん

犬の肛門嚢炎(こうもんのうえん)の応急処置はどうすればいいのかしら?
こうもんのうえんは破裂することもあるのよね。犬の肛門嚢炎が破裂したらどうなるの?

飼い主さん

この記事はこんな人にオススメ!
  • 犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の応急処置の方法は?
  • 犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の初期症状は?
  • こうもんのうえんは破裂する!犬の肛門嚢炎が破裂したらどうなる?
  • 犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の治療費は?抗生物質は何日分もらう?
  • 犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)は市販薬で治る?
  • 犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の放置は絶対ダメ!自然治癒・放置では治らない?
  • 犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の原因は?

まなか

犬のこうもんのうえんの応急処置は?初期症状は何があるの?犬の肛門嚢炎は破裂することもあるのか教えて!

というあなたのために説明していきますね。

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の応急処置の方法は?

犬の肛門嚢炎は、肛門の近くにある小さな袋・肛門腺が詰まり、炎症を起こす状態です。

この問題は犬にとって非常に不快であり、時には痛みを伴うことがあります。

以下に、犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の応急処置の方法を紹介します。

犬の肛門嚢炎の応急処置方法について、基本的なガイドラインを示します。

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の応急処置方法
  1. 温湿布を当てる
  2. 肛門腺の圧迫
  3. 清潔を保つ
ただし、これらの応急処置や手順は一時的な対処法であり、症状が改善しない場合や重度の場合は専門の獣医師に相談することが重要です。

1.温湿布を当てる

まずは応急処置として、温湿布を当てる様にしましょう。

温かい湿布を肛門周辺に優しく当てることで、肛門腺の詰まりを和らげ、痛みを軽減することができます。

布を温水に浸し、絞ってから10~15分間肛門周辺に当ててください。これを1日数回繰り返します。

2.肛門腺の圧迫

専門家による肛門腺の絞り出しは、肛門嚢炎の治療に有効ですが、適切な技術と経験が必要です。

自宅での試みは、状況を悪化させる可能性があるため、獣医師や経験豊富なグルーマーに相談することをおすすめします。

3.清潔を保つ

犬の肛門周辺を清潔に保つことも重要です。

温水で湿らせた布を使って、肛門周辺を優しく拭いてください。

これにより、感染リスクを減らし、不快感を軽減することができます。

犬の肛門腺の絞り出しは、なかなか一般の人には難しかったりするし、ワンちゃんも嫌がることが多いからさらに難しいのよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。不慣れだとワンちゃんも怖がったりして、なかなか肛門腺の絞り出しをさせてくれないよね。なかなか自分でできないという人は、トリミングの方や獣医師さんにお願いすることをおすすめするよ

肛門嚢炎は、肛門腺の絞り出しが定期的にしっかりできているのであればそこまで起きません。

ただ、ワンちゃんによっては溜まりやすい子もいるので、月1回のトリミングの際に肛門腺の絞り出しをやってもらっていても、肛門嚢炎を発症してしまう子もいます。

肛門嚢炎は犬にとって非常に不快な状態であり、適切なケアと注意が必要です。

獣医師のアドバイスに従い、定期的なチェックアップを受けることで、犬の健康と快適さを保つことができます。

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の初期症状は?

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)は、肛門近くの肛門腺が詰まったり、感染したりして炎症を起こす状態です。

この状態は非常に一般的で、多くの犬が生涯にわたって少なくとも一度は経験します。

犬の肛門嚢炎(こうもんのうえん)の初期症状を早期に認識することは、適切な治療を受け、犬の不快感を最小限に抑えるために重要です。

以下は、肛門嚢炎の一般的な初期症状です。

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の初期症状
  1. 肛門の舐め過ぎや噛み過ぎ
  2. 地面にお尻をこする
  3. 座るのを避けるまたは座位が変
  4. 肛門周辺の腫れや赤み
  5. 異臭
初期症状について、詳しく見ていきましょう。

1.肛門の舐め過ぎや噛み過ぎ

犬が自分の肛門周辺を異常に舐めたり、噛んだりする行動は、不快感や痛みのサインです。

2.地面にお尻をこする

肛門嚢炎になるとお尻が痒くなるので、初期症状として地面にお尻をこする行動が見られます。

肛門嚢の圧力や不快感を和らげようとして、犬がお尻を地面にこすりつける行動もよく見られます。

3.座るのを避けるまたは座位が変

痛みや不快感のために、通常とは異なる方法で座ったり、座るのを避けたりすることがあります。

4.肛門周辺の腫れや赤み

肛門腺が詰まり炎症を起こしている場合、肛門周辺が腫れたり赤くなったりすることがあります。

5.異臭

肛門腺の分泌物は特有の強い臭いを持っており、詰まりがあるとその臭いが強くなることがあります。

6. 座ったり立ったりする際の不快感や痛みの表現

犬が座ったり立ったりする際に不快感や痛みを感じる場合、普段とは異なる動作をすることがあります。

地面にお尻をこするようになるというのは、犬の肛門嚢炎でよく見られる初期症状よね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。やっぱりお尻あたりが痒くなったり違和感があって、お尻をこすりたくなるんだろうね

これらの初期症状が見られる場合は、早めに獣医師の診察を受けることが重要です。

獣医師はワンちゃんの状態を診断し、必要に応じて肛門腺を絞る・薬物治療を行う、またはさらなる検査を推奨することがあります。

早めに肛門嚢炎を獣医さんに診てもらうことは、愛犬の健康を守るために大切です。

こうもんのうえんは破裂する!犬の肛門嚢炎が破裂したらどうなる?

また、犬の肛門嚢炎(こうもんのうえん)は破裂します。

こうもんのうえんが破裂すると、犬はどうなるのでしょう?

私も愛犬の肛門嚢炎に気づかずに破裂させてしまったことがあるけれど、破裂するとワンちゃんもかなりの痛みを感じるのよね。本当にかわいそうなことをしたわ・・・

まなか

チワワ先輩

犬の肛門嚢炎が破裂すると、ワンちゃんのお尻あたりが血だらけになっているから、飼い主さんも本当にびっくりするよね。犬の肛門嚢炎が破裂したら、できるだけ早く動物病院に連れて行ってあげてね

肛門嚢が破裂すると、腺内の感染した内容物が外部に漏れ出し、周囲の組織に炎症を引き起こす可能性があります。

この状況は犬にとって非常に不快であり、適切な治療が必要です。

以下は、肛門嚢が破裂した場合の一般的な対処法です。

1. 速やかに獣医師に連絡する

肛門嚢が破裂した場合は、速やかに獣医師の診察を受けることが最も重要です。

獣医師は状態を評価し、感染を防ぐための適切な抗生物質を処方し、さらなるケアの指示を提供します。

2. 清潔を保つ

獣医師の指示に従って、破裂した部位を清潔に保ちます。

通常、温水で濡らしたガーゼや清潔な布を使用して、優しく清拭することが推奨されます。しかし、激しい洗浄は避け、獣医師のアドバイスに従ってください。

3. 痛みの管理

犬が痛みを感じている場合、獣医師は痛みを管理するための薬を処方するかもしれません。

自己判断で人間用の痛み止めを与えることは絶対に避けてください。

これは犬に有害、または致命的である可能性があります。

4. 抗生物質やその他の薬物治療

感染を制御し、治癒を促進するため、獣医師は抗生物質や必要に応じて他の薬物を処方します。

5. 追跡のケア

破裂した肛門嚢は、完全に治癒するまで継続的なケアが必要です。

獣医師は定期的なフォローアップを推奨するかもしれません。

6. 長期的な管理

繰り返し肛門嚢炎を経験する犬は、肛門腺を外科的に除去することを検討するかもしれません。

これは最終手段であり、獣医師と十分に相談した上で決定されるべきです。

肛門嚢が破裂するのを防ぐためには、肛門嚢炎の初期兆候を認識し、早期に対処することが重要です。

犬の肛門周辺の衛生を維持し、定期的に獣医師による検査を受けることで、肛門嚢炎のリスクを最小限に抑えることができます。

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の治療費は?抗生物質は何日分もらう?

犬の肛門嚢炎(こうもんのうえん)の治療費は、地域・獣医師の診療所・症状の重さ・必要な治療の範囲によって大きく異なります。

治療費には、診察料・肛門腺の絞り(手技による処置)、必要に応じた薬物治療(抗生物質や痛み止め)、そして場合によっては追加の検査や治療が含まれることがあります。

治療費の概算

犬の肛門嚢炎の治療費
  • 診察料: 地域やクリニックによって異なりますが、一般的には数千円から数万円の範囲です。
  • 肛門腺の絞り: 通常、診察料に含まれることが多いですが、別途料金を請求される場合もあります。
  • 薬物治療: 抗生物質や痛み止めなどの薬物治療にかかる費用も考慮する必要があります。

抗生物質の処方期間

抗生物質の処方期間は、感染の重さや種類、獣医師の判断により異なります。

一般的には、7日から14日程度の処方が多いですが、状況によってはそれ以上長く処方されることもあります。

獣医師は、犬の健康状態を評価し、最適な治療計画を立てるでしょう。

早めに治療してもらうほど症状も軽いから、結果として治療費も安くなることが多いわよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。症状が軽い時に治療してもらった方が、ワンちゃんも痛い思いや不快な思いをせずに済むし、治療費も安く抑えられるからおすすめだよ

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)は市販薬で治る?

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)は市販薬で治る場合もあります。

ただ、犬がこうもんのうえん(肛門嚢炎)になった場合は、必ず獣医さんに診察してもらい、肛門嚢炎と診断を受けた上で薬を使うのがおすすめです。

肛門嚢炎は動物病院で塗り薬を出されることも多いけれど、自己判断で市販薬を使ってしまうと、別の問題が起きてしまうこともあるわよね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。しっかり洗浄ができていなくて、より腫れてしまったり、破裂してしまうことも考えられるよ

肛門嚢炎は市販薬で治ることもありますが、獣医さんに一度見てもらうことをおすすめします。

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の放置は絶対ダメ!自然治癒・放置では治らない?

犬の肛門嚢炎(こうもんのうえん)を放置することは絶対にダメですし、自然治癒というのはなかなかないです。放置でも治らないことが多いです。

肛門嚢炎は、肛門の近くにある肛門腺が詰まったり、感染したりすることで発生する炎症です。

私の愛犬は、13歳くらいになってからは肛門嚢炎を発症しなくなったけれど、それまでは月1回のトリミングでの肛門絞りだけではダメで、肛門嚢炎を発症してしまっていたのよね

まなか

チワワ先輩

やっぱり若い時は肛門嚢炎を発症しやすい子が多いし、だからこそ肛門嚢炎を放置ししたり、自然治癒に期待するということがない様にしてほしいね

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)を放置するとどうなってしまうのか、見ていきましょう。

1.慢性化

肛門嚢炎が治療されない場合、問題は慢性化することがあります。

これにより、犬は継続的に不快感や痛みを感じることになり、肛門腺が正常に機能しなくなる可能性があります。

2.肛門腺の破裂

肛門嚢炎が進行し、肛門腺が適切に絞られない場合、腺は最終的に圧力に耐えられずに破裂する可能性があります。

これは非常に痛みを伴い、重度の感染を引き起こす可能性があります。

3.深刻な感染症

炎症が放置されると、肛門腺内の感染が悪化し、さらには全身への感染症へと進行するリスクがあります。

これは犬の健康にとって非常に危険です。

4.繰り返し発生

肛門嚢炎が適切に治療されない場合、繰り返し発生する可能性があります。

これは犬の生活の質を大きく低下させる可能性があります。

確かに、肛門嚢炎は繰り返し発生してしまうことも多いわよね

そうなんだよね。飼い主さんがしっかり治療していてもなかなか治らない・繰り返し発生してしまうこともあるくらいだからね。自然治癒することを期待してはいけないよ

肛門嚢炎は、自然治癒することが非常に稀です。

肛門腺の詰まりや感染は、通常、獣医師による適切な治療がなければ解消されません。

治療には、肛門腺の絞り出し・抗生物質の使用・炎症を軽減するための薬剤の投与などが含まれることがあります。

ワンちゃんに感じさせる痛い思いや不快な思いを最小限にするためにも、肛門嚢炎を放置することがないようにしてほしいわね!

まなか

チワワ先輩

そうだね。犬に肛門嚢炎の兆候が確認できる場合は、すぐに動物病院に連れて行って診察してもらってね

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の原因は?

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)は、肛門の両側に位置する肛門腺(肛門嚢)が何らかの理由で正常に機能しなくなり、詰まりや感染を起こすことによって発生します。

これらの腺は通常、犬が便をするときに自然に絞り出され、犬固有の匂いを放つ液体を分泌します。

ただ、ワンちゃんによって溜まりやすい子もいるのよね。私も兄弟のチワワを2匹飼っていたけれど、溜まりやすい子とまったく大丈夫な子で全然違ったわね

まなか

チワワ先輩

そうなんだよね。ワンちゃんによってかなり違いがあるから、溜まりやすい子はトリミングの時にしっかり出してもらう様にお願いしたり、気をつけてあげる必要があるんだよ

犬のこうもんのうえん(肛門嚢炎)の原因は複数あり、以下に主なものを挙げます。

1. 腺の詰まり

最も一般的な原因は、肛門腺が適切に絞り出されないことによる詰まりです。腺が液体で満たされすぎると、炎症や感染のリスクが高まります。

2. 不適切な腺の絞り出し

獣医師やグルーマーによる不適切な腺の絞り出しが、肛門腺の損傷や炎症を引き起こすことがあります。

3. 便の硬さ

犬の便が適切な硬さでない場合(特に便秘や下痢の場合)、肛門腺が自然に空にならず、詰まりやすくなります。

4. 腺の位置や構造の異常

腺の位置が異常であるか、腺の構造に問題がある犬は、肛門腺の問題を抱えやすいです。

5. 遺伝的または品種特有の要因

小型犬や特定の品種は、肛門腺の問題を抱えやすい傾向があります。

6. 過体重または肥満

過体重または肥満は、肛門腺の正常な機能に影響を与え、詰まりや炎症のリスクを高める可能性があります。

7. 食事

適切な繊維質を含まない食事は、便の質に影響を与え、肛門腺の正常な排出を妨げる可能性があります。

8. 感染

細菌や他の病原体による直接的な感染が肛門腺炎を引き起こすこともあります。

これらの原因のいずれかが、犬の肛門嚢炎の発生に寄与する可能性があります。

定期的な健康チェック、適切な食事、適切な体重の維持が、肛門嚢炎のリスクを減らすための鍵となります。

また、犬が肛門嚢の問題を抱えている場合は、早期に獣医師の診察を受けることが重要です。